内科

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当院の考えかぜ、気管支炎、生活習慣病、高血圧、高脂血症、糖尿病、脂肪肝、痛風、胃潰瘍、胃腸炎、ピロリ菌感染症、扁桃腺炎、腹痛、頭痛、下痢、嘔吐、胆石、喘息、膀胱炎、骨粗しょう症、C型肝炎など内科全般を診療いたします。

高血圧

生活習慣を改善しましょう

日本では、3人に1人が高血圧といわれております。高血圧は、自覚症状が乏しいため、適切な治療を受けていない人も多いかと思います。ですが、長期にわたり血圧が高い状態が続くと脳や心臓、腎臓の血管を徐々に傷つけてしまい、脳卒中や腎不全といった恐ろしい病気を引き起こすリスクが高まります。生活習慣を改善して血圧を上手にコントロールすることが大切です。

血圧の目標値について

外来での収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上ある場合を高血圧といいます。

目標とする血圧は年齢や合併症によっても違いますが、まずは収縮期血圧140mmHg未満、かつ拡張期血圧90mmHg未満をめざしましょう。糖尿病や腎障害がある場合は、さらに低い値をめざします。
※ 収縮期血圧…最高血圧で、心臓が収縮して血液を送り出し、血管の圧力が高くなった時の血圧のことです。
※ 拡張期血圧…最低血圧で、心臓が広がって血液を心臓に取り込み、血管の圧力が低くなった時の血圧のことです。

高血圧の治療

高血圧の治療では、医師による薬物療法と日常生活の改善の両方を行うことが大切です。

薬物療法

高血圧の治療薬は大きく分けて6種類あります。1つの薬で血圧が十分下がらない場合は、患者様に合わせていくつかの組み合わせで処方されます。ご自身で判断してお薬を増やしたり服用を中止せずに、医師に相談しましょう。

  • アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
  • アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
  • カルシウム拮抗薬
  • β(ベータ)遮断薬
  • α(アルファ)遮断薬
  • 利尿薬
生活習慣の改善
  • 食事

高血圧の患者さの1日の塩分の摂取目標は6グラムです。日本人の1日の平均食塩摂取量は11~12グラムといわれています。酸味や香辛料を加えて少しずつ塩分を減らして、塩分摂取量を半減していきましょう。徐々に薄味に慣れていくのが重要です。また、果物や野菜には利尿作用があるカリウムが含まれているので体の中の塩分を排泄してくれます。積極的に食事に取り入れましょう。お肉よりはお魚がおすすめです。ただし、野菜・果物の積極的摂取は、重篤な腎障害を伴う患者さんは、高カリウムの血症をきたす可能性があるので推奨されません。また、果物の積極的摂取は摂取カロリーの増加につながることがあるので、糖尿病患者さんでは推奨されません。

  • 適正体重を維持する

肥満は心臓に負担がかかります。食べすぎによるカロリーオーバーに注意し、運動で体重をコントロールしましょう。BMI(体重kg÷〔身長m〕2)で25を超えないようにしましょう。

高脂血症

食習慣を見直しましょう。

高コレステロール血症の治療の基本は食事療法です。食事に注意するだけで、薬を使わずにコレステロールが下がることもあります。薬が必要な場合でも、食事に気をつけていれば薬の効果が高まります。いろいろな食品をバランスよく食べて、おいしく、無理なく、食事療法を続けましょう。

食事療法のポイント
  • 夕食の量を現在よりも減らしましょう。
  • 「主食・主菜・副菜」のそろった食事を心がけましょう。
  • 肉よりも魚や大豆製品を積極的に食べましょう。
  • “緑黄色”野菜を十分にとりましょう。

食生活を改善していきましょう

『和食』を中心とした食生活へ

昔ながらの日本食には、コレステロールが高い人の食生活に取り入れたいすぐれた知恵がたくさんあります。煮物や蒸し物など、油を使わない主菜・副菜が多いので、油の量を減らすことができます。バランスの取れた食生活の為に主食と主菜だけでなく、おひたしや酢の物などの副菜を組み合わせると、緑黄色野菜や海草などを上手にとることができます。副菜は2品以上、加えるようにしましょう。

油を減らす工夫

脂肪は体のエネルギー源となる大切な栄養素ですが、とり過ぎるとコレステロールを増やします。油の少ない食品を選んだり、調理に使う油を減らしましょう。動物性油脂はできるだけさけたいものです。コレステロールを多く含む食品は、とり過ぎると血液中のコレステロールを増やす原因となります。コレステロールの多い食品を知って、食べる頻度や1回の量を減らしましょう。

食物繊維の多い食事

食物繊維は腸のなかでコレステロールを吸着して、便と一緒に排泄する働きがあります。野菜や果物のほか、こんにゃく・豆・海草などに含まれており、副菜にうまく取り入れたいものです。しかしそればかり食べていると、腸の粘膜を傷つけたり、他の栄養素まで排泄して栄養のバランスを崩してしまいます。食物繊維の多い食品は以下です。

  • 緑黄色野菜
  • 果物
  • きのこ類
  • こんにゃく
  • 海藻類 など
アルコールの摂取を控えましょう

少量のアルコールは善玉(HDL)コレステロールを増やすといわれています。しかしアルコールはカロリーが高く、肥満の原因となります。酸化を抑える赤ワインも、1日にグラス1~2杯まで。

糖尿病

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が常に高い状態が続いている病気です。ブドウ糖は体の中の大切なエネルギー源です。血液を通して全身に運ばれ、インスリンの働きにより肝臓や筋肉などの細胞に取り込まれて利用されます。通常は、血液中のブドウ糖(血糖値)はぼるもんのバランスにより一定の範囲で保たれるように調整されますが、何らかの原因でインスリンがうまく作用されないと血液中にブドウ糖が滞在したままの状態になります。この状態を高血糖といい、高血糖の状態が続くのが糖尿病です。

高血糖の状態が続くと

高血糖そのものがインスリンの分泌異常やインスリンの効きを一層悪くさせ、さらなる高血糖を招き糖尿病の病態を悪化させます。糖尿病の状態が長く続くと、全身の血管や神経がダメージを受けてさまざまな合併症を引き起こします。

糖尿病の治療

血糖値をコントロールして、合併症の発症や進行を防ぐ治療を行います。治療の際に基本となるのは、食事療法と運動療法になります。それでも十分な結果が得られない場合は、薬物療法を行っていきます。血糖値が正常にコントロールされれば健康な方と同じ日常生活を送ることができます。

食事療法

食事療法は糖尿病治療の基本となります。栄養のバランスをよく考えて、適量を摂取ことが大切です。

  • 食事の量は腹七分目にしましょう
  • 脂肪は控えめにしましょう
  • 食物繊維の多い食品を摂りましょう
  • 朝・昼・夕、規則正しく食事を摂りましょう
  • ゆっくりよく噛んで食事しましょう
  • 栄養を考えたバランスの良い食事
運動療法

運動療法は、食事療法とともに基本となる治療法です。筋肉を動かすことでブドウ糖や脂肪が燃えやすくなります。運動療法は人によっては症状を悪化させる可能性もあるため、担当医の指示に従いご自身に合ったものを行いましょう。

薬物療法

食事療法と運動療法では十分に血糖値を下げられない場合は、薬物療法を行います。薬物療法には経口血糖降下薬とインスリン療法があります。

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