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逆流性食道炎


当院では逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニアの検査と治療を行っております。
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逆流性食道炎ってなんですか?
逆流性食道炎は、胃の内容物(主に胃酸)が食道に逆流するために起こる食道粘膜の炎症です。しかし、最近では食道粘膜に炎症がなくても、胃の内容物が食道内へ逆流することで何らかの症状や変化がある場合、「胃食道逆流症」と呼ばれていて、逆流性食道炎はこの「胃食道逆流症」の中に含まれます。
逆流性食道炎の発生部位は食道と胃のつなぎ目(食道胃接合部)に多く、進行すると潰瘍を生じ、そこからの出血や食物通過障害(狭窄)が起こります。
最も多い症状は、食後2~3時間で起こる「胸やけ」です。これ以外にも、げっぷ、胸の痛み、つかえ感や異物感、喘息に似た咳など多くの症状があらわれます。また、これらと似た症状を持つ呼吸器や循環器などの疾患との鑑別も大切です。
もともとこの病気は欧米人に多く、我が国では少ないとされてきましたが、食生活の欧米化などにより、近年増加傾向にあります。
逆流性食道炎の症状
何が原因なのですか?
逆流性食道炎の原因には複数の因子が関与しています。
1.胃の内容物が食道へ逆流するのを防止する下部食道括約筋の機能低下(弛緩)で、多くは食道裂孔ヘルニアが関係しています。
2.胃酸の出過ぎで、これは主に食生活の欧米化、とくに脂肪摂取量の増加などライフスタイルの変化に関係しています。
3.高齢者によくみられる食道から胃への食物を送り込む機能(蠕動運動)の低下により、逆流した食物が食道内に長く留まることです。

食道裂孔とは食道を通すため横隔膜に開いている孔で、下部食道括約筋は本来この位置にあり(左下の図)、逆流防止の弁の役割を果たしています。しかし、胃が上の方へはみ出す(ヘルニア)と下部食道括約筋が弛緩し、胃の内容物が食道に逆流しやすくなります(右下の図)。ヘルニアは肥満や加齢などが原因といわれています。
食道裂孔ヘルニア
どんな検査があるんですか?
逆流性食道炎の検査には、バリウムを用いたX線透視(造影)検査や、内視鏡を用いて粘膜を直接観察する方法があります。内視鏡検査は他の疾患との鑑別のために必須ですが、内視鏡検査の結果と自覚症状が一致しな場合もあり、注意が必要です。

検査内容
どうやって治すんですか?
逆流性食道炎の治療は、食生活を含むライフスタイルの改善と、内科的治療としての薬物療法が基本です。これで逆流性食道炎のの大半の症状が改善されます。
治療開始が遅れ、食道が狭窄した場合には、バルーン(風船のようなもの)を用いた内視鏡操作で狭窄を拡張する治療法もあります。もし、これらの治療で症状が改善されない場合などには手術によって治療します。
治療薬にはどんな薬がありますか?
逆流性食道炎の治療薬には、胃酸分泌抑制薬、消化管運動機能改善薬、粘膜保護薬、制酸薬があり、症状により単独あるいは併用で使用されます。
胃酸分泌抑制薬は、胃を刺激する胃酸の分泌を強力に抑える薬剤で、これにはプロトンポンプインヒビター(PPI)、H2受容体拮抗薬があります。
逆流性食道炎は胃酸が食道へ逆流することで起こる病気なので、基本的に胃酸分泌抑制薬による治療が必要です。
いつまで薬を続ければいいんですか?
医師から処方された薬剤は、患者さんひとりひとりの病状にあわせて処方されています。指示された用法・容量を正しく守って服用して下さい。
服薬の時間は、食膳、食後・・などと定めてあり、薬剤が最も効果的に作用するような服薬の仕方が示されています。
胸やけなどのつらい症状がとれたとしても、治ったとは限りません。症状がなくなったからといって薬を止めると、薬で保たれていた胃や食道内のバランスが崩れて再発するおそれもありますので再発を防止するために維持療法を行う必要があります。維持療法には、引き続き胃酸分泌抑制薬が使われます。
また、定期的に医療機関を受診して、医師の診断を受けて再発防止につとめましょう!
処方された薬剤の注意点
再発しないために気をつけることは?
逆流性食道炎は再発しやすい疾患です。薬剤だけに頼ることなく、常日頃からの生活習慣の改善に心がけましょう。改善のポイントは以下の通りです。
1.もっと食事に気を配りましょう
脂肪分や刺激物に注意:
脂肪分の多いものは消化に時間がかかり、それだけ胃酸が多く分泌されます。また香辛料やコーヒーなどの刺激物は食道や胃粘膜を刺激するためできるだけ避けましょう。
食事は規則正しく適量を:
食事を抜くと胃腸の運動に変化が起こり、胃酸の刺激を受けやすくなったり、胃酸が出過ぎたりします。また、大食いや早食いをしないことも大切です。
就寝3時間以内の食事は控えましょう:
食後2~3時間は胃酸が活発に分泌されるため、すぐに横になると食物が胃の中に長時間留まって、逆流しやすくなります。
2.肥満・便秘の解消につとめましょう
肥満や便秘、また長時間屈んだ姿勢での作業、ガードル、コルセット、帯などによる胸部や腹部の圧迫は腹圧を上昇させ、下部食道括約筋の弛緩を促します。
3.喫煙はしない
喫煙は消化管粘膜の防御因子の低下や血行障害、下部食道括約筋の弛緩などを促します。また、がんなどの誘発因子ともなります。
4.過度の飲酒はしない
アルコールは下部食道括約筋を弛緩させ、炎症の起きた食道粘膜を刺激して症状が悪化します。
5.睡眠の姿勢も大切
睡眠中に症状の強くなる人は、寝る時に上体を少し高くして休むと逆流防止に良いことがあります。
6.ストレスの解消
休養や運動を含め、ゆとりあるライフスタイルを心がけることも再発防止には重要です。
7.忘れずに守りましょう!
胸やけなどのつらい症状がとれたからといって安心せずに、定期的に医療機関を受診して、医師の診断を受け再発防止につとめましょう!

提供:大日本住友製薬リーフレット
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