埼玉県戸田市戸田公園駅近く。産婦人科・婦人科・内科・消化器科・禁煙外来

ピロリ菌と胃・十二指腸潰瘍


当院ではピロリ菌と胃・十二指腸潰瘍の治療を行っております。
ピロリ菌の感染が20分で検査できますので、お気軽にご相談ください

ピロリ菌って何ですか?
●ピロリ菌は胃の粘膜に生息しているらせんの形をした細菌です。
●ヘリコバクターの「ヘリコ」は、らせん形(ヘリコイド helicoid)から命名されており、ヘリコプターの「ヘリコ」と意味は同じです。
●一方の端に鞭毛と呼ばれる毛が4~8本付いていて、活発に運動することができます。
●胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていました。
●1983年にオーストラリアのワレンとマーシャルという医師が胃からの分離培養に成功し、ピロリ菌が胃の中に生息していることを報告しました。
●その後のさまざまな研究から、ピロリ菌が胃潰瘍などの病気に深くかかわっていることが明らかにされてきました。
 
ピロリ菌
どうして胃の中で生きていけるのですか?
●胃には、強い酸(胃酸)があるため、通常の菌は生息できません。
●ピロリ菌は「ウレアーゼ」という酵素をもっています。
●この酵素を利用すると、ピロリ菌の周辺をアルカリ性の環境にすることができるので、胃酸を中和することによって身を守っているのです。
どのようにしてピロリ菌に感染するのですか?
●感染経路はまだはっきりとわかっていませんが、口を介した感染(経口感染)が大部分であろうと考えられています。
●また、ピロリ菌の感染率は、衛生環境と関係していると考えられており、上下水道が十分普及していなかった世代の人で高い感染率となっています。
感染を予防する方法はありますか?
●ピロリ菌感染を予防する方法は、よくわかっていません。
●我が国のピロリ菌感染率は、上下水道が十分完備されていなかった時代に生まれた団塊の世代以前の人では約80%前後と高いのですが、若い世代の感染率は年々低くなり、10代、20代では欧米とほとんど変わらなくなってきました。
●衛生環境が整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はないでしょう。
ピロリ菌感染率
ピロリ菌はどんな病気を起こすのですか?
●ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こすことが確認されていますが、ほとんどの人は症状を自覚しません。
●胃・十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の発生、さらに再発や治りにくさに、ピロリ菌が関係していることがわかっています。
 
胃・十二指腸潰瘍の患者さんのピロリ菌感染率
胃・十二指腸潰瘍の
患者さんのピロリ菌感染率
ピロリ菌を除菌するとどうなるのですか?
●これまで胃潰瘍や十二指腸潰瘍は再発しやすく、再発するたびに治療が必要なやっかいな病気と考えられていました。
●薬を服用することにより、ピロリ菌を退治する治療を「除菌療法」といいます。
●胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人がピロリ菌に感染している場合、この除菌療法を行うことによって、完全というわけではありませんが、大部分の潰瘍の再発が抑制されることがわかってきました。
再発する人の割合
ピロリ菌に感染している人は、みんな除菌した方がいいのですか?
●ピロリ菌に感染しているすべての人が除菌療法を受けなければならないわけではありません。
●日本人のピロリ菌感染者の数は約6,000万人といわれていますが、ピロリ菌が原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっている人はそのうちのごくわずかです。
●ほとんどのピロリ菌感染者は、症状もなく、健康に暮らしています。
●除菌療法の対象となる人は、胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者さんでピロリ菌に感染している人です。
●もしも、あなたが胃潰瘍や十二指腸潰瘍であっても、除菌療法が必要かどうかは主治医とよく相談してください。
潰瘍の原因はピロリ菌だけなのですか?
●ピロリ菌以外の潰瘍の原因として最も重要なのが、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)です。低用量のアスピリンの服用でも潰瘍ができることがあるので注意しましょう。
●お酒やタバコ、あるいは過度のストレスなどが潰瘍の原因となることがあります。
●ですから、ピロリ菌に感染していない(あるいは除菌した)からといって、決して潰瘍にならない(あるいは再発しない)というわけではありません。
ピロリ菌の除菌療法とはどのようなことをするのですか?
●胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんに対して検査を行い、ピロリ菌がいることを確かめてから治療を行います(除菌療法を受けるかどうかは主治医とよく相談してください。)
●ピロリ菌の除菌療法とは、2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用する治療法です。
●すべての治療が修了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌が除菌できたかどうか、もう一度検査する必要があります。
ピロリ菌の除菌療法
除菌療法の注意点は何ですか?
●確実にピロリ菌を除菌するために、指示されたお薬は必ず服用するようにしてください。(2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」の3剤を同時に1日2回、7日間服用してください)
●自分の判断で服薬を中止すると、除菌に失敗して、治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれることがあります。
※耐性:お薬に対して細菌が抵抗性を示すようになり、その薬が効きにくくなること。
●すべての治療が終了した後、4週間以上経過してから行うピロリ菌の検査(除菌できたかどうかの検査)は必ず受けるようにしてください。
●また、副作用があらわれたと思ったら、主治医または薬剤師に相談してください。
除菌療法の成功率はどれくらいですか?失敗した人はどうするのですか?
●正しくお薬を服用すれば、1回目の除菌療法は80%の確率で成功します。
●1回目の除菌療法でピロリ菌が除菌できなかった場合は、2種類の抗菌薬のうちの一つを初回とは別の薬に変えて、再び除菌療法を行います。この方法で行うと2回目の除菌療法は約80%を超える確率で成功します。
除菌療法の成功率
除菌療法の副作用にはどのようなものがあるのですか?
これまでに除菌療法の主な副作用として以下の事柄が報告されています。
1)軟便、下痢
便がゆるくなったり、下痢を起こしたりすることがあります。
2)味覚異常
食べ物の味をおかしいと感じたり、にが味や金属のような味を感じたりすることがあります。
3)AST(GOT)の変動、ALT(GPT)の変動
肝臓の機能を表す検査値が変動することがあります。
どのような検査があるのですか?
ピロリ菌の検査には、内視鏡を使う方法と内視鏡を使わない方法があります。
●内視鏡を使う方法には、1.迅速ウレアーゼ試験、2.鏡検法、3.培養法があります。これらの方法では、内視鏡により採取した胃の組織を用います。
内視鏡を使う検査

●内視鏡を使わない方法
には、1.尿素呼気試験、2.抗体測定、3.便中抗原測定があります。
内視鏡を使わない検査
ピロリ菌の検査は、これらのうち、いずれかを用いて行われますが、1つだけでなく複数の検査を行えば、より確かに判定できます。
ピロリ菌の除菌療法を受ける患者さんへ
あなたに除菌療法が必要かどうかは、主治医とよく相談してください。
必ず申し出てください。
以下の項目にあてはまる方は、事前に必ず主治医に申し出てください。
1.これまでに薬を飲んでアレルギー症状を起こしたことのある方。
2.抗菌薬や風邪薬で副作用を経験したことのある方。
除菌療法の注意点
1.確実にピロリ菌を除菌するために、指示されたお薬は必ず服用するようにしてください。(2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」の3剤を同時に1日2回、7日間服用してください)
2.自分の判断で服薬を中止すると、除菌に失敗して、治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれることがあります。
除菌療法の副作用について
●これまでに除菌療法の主な副作用として以下の事柄が報告されています。
1)軟便、下痢
便がゆるくなったり、下痢を起こしたりすることがあります。
2)味覚異常
食べ物の味をおかしいと感じたり、にが味や金属のような味を感じたりすることがあります。
3)AST(GOT)の変動、ALT(GPT)の変動
肝臓の機能を表す検査値が変動することがあります。
●除菌療法に成功した場合、約5~10%の方に胃や十二指腸のびらん、逆流性食道炎の発生が報告されています。

※何かご質問があれば、主治医または薬剤師にご相談ください。

提供:武田薬品工業株式会社/株式会社真和リーフレット
桜公園クリニック
〒335-0026 埼玉県戸田市新曽南3-12-18
TEL:048-446-3950
Copyright(C)桜公園クリニック. All Rights Reserved.